神戸大学海洋底探査センター

航海情報Research Cruise

「ゾンネ」SO319航海で観測機器を回収しデータを取得してきました。

航海名(調査海域) 研究船「ゾンネ」(FS SONNE) SO319航海(ミッドウェー北方海域)
調査の目的 海洋アセノスフェアの粘性率を定量的に把握するための海底電磁気・地震観測
調査期間 2026年3月29日〜2026年5月12日
KOBECからの参加者 杉岡裕子教授、松野哲男准教授

概要

海洋アセノスフェアの粘性率を知ることは、プレートテクトニクスの駆動要因や本質を理解するために重要です。海底電磁気・地震観測、および、ダイナミクスモデリングの協働研究によりこの粘性率を定量的に押さえるという研究が、東京大学地震研究所の馬場聖至准教授を中心に、日本、ドイツの研究者との共同で始められました。その研究の主要部分は、太平洋のハワイー天皇海山列の屈曲部分周辺のミッドウェー北方海域での海底電位差磁力計と海底地震計、および、海中浮遊型地震計による観測と、その観測データにもとづく電気伝導度構造や地震波構造の把握です。これらの観測機器の設置は2025年10月に学術研究船「白鳳丸」KH-25-5航海にて行われていましたが、今回ドイツの研究船「ゾンネ」のSO319航海にて設置していた大部分の海底機器の回収と、一部機器の再設置を行いました。神戸大学の機器については、5台の海底電位差磁力計と1台の海中浮遊型地震計を回収しました。

今後の展開

SO319航海中に、回収した機器に記録されたデータの初期的な品質チェックを行いました。今後はデータ解析を進めて、電気伝導度構造や地震波構造の解明し、この海域の海洋アセノスフェアの粘性率の推定を行います。