海洋底探査センターの紹介About KOBEC
強み・特色
国際的港湾都市神戸における国内随一の海洋教育・研究拠点の形成
カルデラ火山の爆発的な噴火、M9級の海溝型地震とそれに伴う巨大な津波、更には直下型地震など、高頻度ではありませんが一度発生すると破局的な被害をもたらす「低頻度巨大災害」の発生予測は、国土強靭化において最も重要な課題の一つです。
当センターでは、1995年の兵庫県南部地震の震源域であった大阪湾から南海トラフまでの海底下活断層探査を網羅的に実施し、リスク再評価に寄与する基礎研究を進めています。同時に、世界的にも唯一海域に存在する九州南部の巨大海底カルデラ火山(鬼界カルデラ)に焦点を当て、総合的な海洋底探査研究を行ってきました。
また、当センターではこれらの研究成果に基づく情報発信や防災教育を地域社会との連携を通じて進め、同時にこれらの研究活動を教育活動の一環として展開しています。内外の学部生・大学院生向けには海洋底探査実習を開講し、海洋リテラシー教育と最先端海洋技術を備えた人材の育成に努め、国際的な港湾都市である神戸において、国内でも随一の海洋教育研究拠点を形成することを目指しています。

教育
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【学内・国内貢献】
- ・「海神丸」乗船航海実習
- ・国際共同研究強化事業
-
【国際貢献】
- ・神戸市-アバディーン市連携事業
研究
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【真理探究の基礎科学研究】
- ・海半球海域観測による地球内部構造研究
- ・海洋探査技術開発
-
【地域社会と共創する応用科学研究】
- ・低頻度巨大災害予測研究
貢献
-
【地域社会貢献】
- ・防災減災に向けた情報共有と教育普及
-
【国際協力】
- ・海底探査研修支援事業
図2
【学内・国内貢献】
- ・「海神丸」乗船航海実習
- ・国際共同研究強化事業
【国際貢献】
- ・神戸市-アバディーン市連携事業
-
【真理探究の基礎科学研究】
- ・海半球海域観測による地球内部構造研究
- ・海洋探査技術開発
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【地域社会と共創する応用科学研究】
- ・低頻度巨大災害予測研究
貢献
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【地域社会貢献】
- ・防災減災に向けた情報共有と教育普及
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【国際協力】
- ・海底探査研修支援事業
図2
【地域社会貢献】
- ・防災減災に向けた情報共有と教育普及
【国際協力】
- ・海底探査研修支援事業

部門の概要
探査運用部門
海神丸を用いた海域探査の運航計画の立案と実行及び、基礎的な観測手法(測深・地震波・磁力)を含む海洋底探査実習プログラムの実施
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●海底カルデラ探査のための船舶の運用
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●船舶を用いた探査実習プログラムの開発
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●実習機器(観測機器)等の設計及び開発
構造探査部門
海洋底および海洋底下の地殻・マントルの構造探査に関する教育研究の実施
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●海洋底下の地殻・マントルの構造探査のための新しい探査・観測機器やデータ解析手法の開発
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●固体地球のダイナミクスの理解を進めるための地球内部構造の研究
観測システム部門
先端的海域観測・計測機器・ネットワークの開発に関する教育研究の実施
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●地震計、傾斜計、水圧計などの機器の敷設
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●ROVや自走式ロボットの開発研究
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●連続観測のためのエネルギー供給、情報通信技術の開発
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●その他海洋開発技術
火山学部門
巨大カルデラ火山における、マグマの発生と蓄積、噴火メカニズムに関する教育研究の実施
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●鬼界、鹿児島湾カルデラ群の調査
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●マグマ活動のモニタリング
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●火砕流や火山灰などの火砕物の移動様式
金属鉱床評価部門
海底カルデラにおける熱水循環系および熱水鉱床形成のメカニズムに関する教育研究の実施
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●レアメタル等を含む黒鉱型熱水鉱床の評価
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●試料データから資源の質と量を推定
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●陸上の鉱山技術者のノウハウの転用
海底活構造部門
海域における断層・地殻変動などの観測に基づく地震・津波現象のリスクに関する教育研究の実施
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●大阪湾周辺に分布する活断層の調査
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●掘削コアの解析と構造探査による地質解析
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●海域と陸域の地質調査の融合